ビューティーカタリスト 田嶋 直美 先生 33
美しいのに柔らかい雰囲気ですべを包んでくれそうなオーラをもつ田嶋先生。美に関しての関心から多くの資格や知識を身につけ、ついには薬学部まで入学するほど色々な事を探求し続ける田嶋先生に内面と外面の両方が美しくなる為のアドバイスをいただきます!
気になる!?夏でもキレイな人の食事法
夏に起こりやすい身体の不調を改善
こんにちは。
ビューティーカタリスト® 田嶋直美です。
暑い日が続いておりますが、みなさん、体調は崩されていませんか。
夏は暑く、日差しも強く、心は活発になり、
体は熱く、汗もかきやすくなります。
そして、心の動き(自律神経)がうまくいかないと、汗や熱が体にこもったり、
汗をかきすぎて体力を消耗します。
東洋医学では汗と一緒に“気”が外に出てしまうため「疲れる」ともいわれているのです。
さて、夏に起こりやすい身体の不調。
どうしたら、改善できると思いますか。
簡単です。
過ぎた熱は冷やす。
こもった熱や汗は外に出す。
足りなくなった元気や水分は補う。
これらを満たしてくれるのが「夏野菜」、旬の食材です。
旬のものが美味しい!!!
と感じるのは体が欲していたからにほかなりません。
「でも、夏野菜は身体を冷やすから・・・」
そう思われた方も多いのではないでしょうか。
それでは、夏のキレイに必要な知識を少し整理していきましょう。
旬ものは自然のエネルギーを取り込むことで免疫力を上げ、病気を未然防ぐ、すぐれた食養生があります。
つまり、旬ものは季節ごとに起きるカラダやココロのゆらぎを、バランスよく調和させる力があるのです。
現代栄養学的にも旬とそうでないものとで、栄養素の含有量が約2倍の差が
あると報告されています。
キレイを補うエネルギーがたくさん詰まっている夏野菜なのに・・・
「冷えるからなるべく避けたい」は、もったいない!
では、どうすれば体を冷やさずに、夏に必要なキレイのエネルギーを補うことができると思いますか。
それは、「熱を加えて調理する」ことです。
そうすることで、食の性質に変化を起こすことができます。
寒(冷) →→→ 平 ---- 熱
もちろん、もともと身体を冷やす食品は
加熱=身体を温める、まではいきません。
冷やす作用を「緩める」が、適当かも知れませんね。
ただ、熱を加えることで失われるビタミンもあるのでは!?
と、気になりますよね。
確かにビタミンCは加熱時間が長くなるにつれ壊れてしまうので、生で食べることをオススメします。
とは言うものの
ビタミンCは多くの野菜に含まれますから大切なのは「バランス」です。
生を全く食べない!ではなく、生もいただきながら、冷えが強い場合は
加熱食品の割合を増やしたら良いのです。
一方、加熱することで栄養価がアップする野菜もあります。
夏野菜のトマトはその代表ともいえますね。
トマトに火を通すことで抗酸化成分のリコピン、ベータカロチンやルチンの量が増え
抗酸化成分全体では60パーセントも増える、という報告もあります。
他には、カリフラワーなどのアブラナ科の野菜、芽キャベツ、ケールやキャベツも
加熱することで栄養価がアップします!
しかし、夏野菜の代表でもあるキュウリはどう考えても加熱なんて考えられないですよね。
そういう時は、塩や味噌などの発酵食品と一緒にとると「身体を冷やす」を避けることができます。
もちろん、他の生野菜にも応用できますよね。
ぜひ、実践してみてくださいね。
そして、どうしても疲れがとれない、元気がでないというときは、鰻や山芋(芋類)、穀類などを積極的にとって、後はたっぷりの睡眠でリセットしていきましょう。
では。
プロフィール
ビューティーカタリスト
田嶋 直美たしま なおみ
大分県大分市生まれ。ファッションやヘアーメイクなどの外見の美しさに始まり、アロマテラピーや薬膳などの内面の美しさを探求。さらに、普段の食べ物やカラダにつける化粧品などがどのようにカラダに作用するのかを専門的に学べる薬学部にまで入学。今もなお続く「美」への探求は15年以上にわたり、これまで習得した知識や技術は100を超える。「美」への探求をしている中で、かつての自分がそうだったように、美意識が高いだけに世の中にあふれつづける情報に流されてしまう「ビューティー難民」(自分にあわない美容法でムダな時間とムダなお金を使ってしまう)を救うため、ビューティーカタリストとして活動。15年間に渡り培ってきた美に関する知識と技術で、一人ひとりにあったその人を一番美しくする美容法を提案。のべ100名以上の女性から「どんなプロに聞くよりも確かで納得できる美容法を教えてもらえる」と感謝されている。
HP(http://beauty-catalyst.com/?bd)