桑原先生 適正体重とは?

HIVE鍼灸院・院長 桑原 拓也 先生 04

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古来からの英知が凝縮された鍼灸。ご自身がスポーツでけがをされ際に、鍼灸での効果を実感し鍼灸師になられた桑原先生。「正しく痩せる」ことは「健康」であることでもあります。桑原先生に、健康・美容になる為のアドバイスをいただきます!

適正体重とは?

BMI

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みなさんは現時点で自分が痩せているか太っているかどう判断されますか?
「最近ちょっと太っちゃって~」「え~分かんない」という会話はよく耳にするのですが、痩せていると太っているの判断基準は「体重」でしょうか?
それとも「見た目」?お腹の「肉」付き?

客観的な指標の一つとしてBMI(Body Mass Index)というものがあります。
皆さん一度は聞いた事があると思いますが体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))で算出される値です。
体の総脂肪量とよく相関すると言われており、BMIが18.5以上、25未満が普通体重とされています。

18.5未満 低体重(痩せ型)
18.5~25未満  普通体重
25~30未満 肥満(1度)
30~35未満 肥満(2度)
35~40未満 肥満(3度)
40以上 肥満(4度)

皆さん値はいかがでしょうか?
あくまでも身長と体重の関係のみからの数字なのでこれが絶対ではないと思いますが、(体脂肪率とは異なる)色々なところで参考にされている数字ですのである程度目安にできると思います。

この値が統計的にもっとも病気にかかりにくいのが22とされていてこれが標準に考えられています。
つまりBMI的には適正体重=(身長(m)×身長(m))×22という事ですね。

一方理想にされている体重は標準体重の86.4%といわれています。
理想体重=身長(m)×身長(m))×19 という事です。
女性はこの値を理想にされる事が多いらしいですね。

「痩せていればいるほど良い」というのは統計的には全く違い、上の指標でいう普通体重~肥満(1度)が1番長生きです。
つまり「健康」で「長生き」したければちょっとぽっちゃりしているぐらいがちょうど良いようです。
もちろん太りすぎればリスクが増えますが、痩せすぎるのはもっと気をつけなければならないようです。

Waist Hip Ratio

体重とは違う指標でWaist Hip Ratioというものもあり、
ウエスト÷ヒップであらわされる腰まわりの形、つまりヒップラインのことです。

女性は0.7、男性は0.9が理想とされているようです。
この数値が1.0を超えると肥満とされるようです。

メタボの検診でも女性は腹囲が90センチ以上というのがありますが、おへそを中心に測るので通常のウエストより少し太めになり、女性の場合は3~6cmも多くなることがあります。

その他にも色々と基準にされている数字があるようですが、あまり気にしすぎて痩せ過ぎると健康に良くないという事が言えそうです。

厚生労働省の調べ(平成25年)によると、20代の日本人女性の21.5%、30代の日本人女性の17.6%が痩せすぎとの事ですので、あなたにとってそのダイエットは本当に必要なのか一度考えてみる必要もあるかもしれませんね!

プロフィール

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HIVE鍼灸院・院長

桑原 拓也くわはら たくや

鍼灸大学卒業後、都内の鍼灸院に勤務。 主任鍼灸師として働き、のべ1000人以上の人の治療に携わる。その後目黒区、学芸大学駅の近くに独立開業。美容室に往診へ行っていた経験を活かし、頭髪(脱毛・薄毛)の治療にも取り組んでいる。整形外科的な痛みや運動器、婦人科・不妊症、自己免疫疾患や小児・内科的なものから美容・疲れや肩こり等の不定愁訴の治療を取り扱っている。
鍼灸学士、はり師、きゅう師、登録販売者、介護予防運動指導員
ホームページ(http://www.hive.jp.net/)