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自然食品マイスター Yukari 先生 03
ダイエット中は、カロリー計算をしたり、栄養バランスを考えたり食事に気を使いますよね。特に「何を食べるか」「どんな素材を食べるか」といういのは、ダイエットの効果を高めるだけでなく、健康にとっても非常に重要な事。そんな「食」、特に「野菜」についての知識やアドバイスについて、自然食品マイスターのYukari先生に教えていただきます！
経皮毒から自分や子供を守る
体調不良の原因はもしかすると？
学生時代の私は、鼻炎アレルギーがあり、イライラしがちで、生理痛はひどく、肥満気味でむくみやすい、体調に問題が多い人間でした。
食べ物に気を使わなかったことが原因かと思いますが、毎日使用していた「全身保湿クリーム」「シャンプー・リンス」「化粧品」「歯磨き粉」などの日用品にも原因はあったかもしれないと思っています。
口からものを食べ吸収することを「経口吸収」、一方で触れる・塗るなどして皮膚から体内に吸収することを「経皮吸収」と呼びます。
現代の日本の食は添加物、化学物質、農薬等が使用され、それらの有害物質を完全に除くことは不可能ですが、「経口吸収」は代謝機能、肝臓での解毒作用などがあり、９０％以上の有害物質が消えてしまうと言われています。
一方で「経皮吸収」は解毒経路がなく１０日かかっても１０％も排出されないといわれ、皮膚から吸収された化学物質は解毒されることなく、血液やリンパを通り全身に巡り、ほとんどは皮下組織に残留し、体内に蓄積されてしまうのです。
例えば、シャンプーには洗浄成分として合成界面活性剤、他に保湿剤、酸化防止剤、金属封鎖剤、保存料、香料、着色料が添加されているものが多く、有害化学物質を含んでいる可能性もあり、これらが子宮内膜症、アレルギーを誘発すると考えられています。
合成界面活性剤の怖いところは、水道水中の塩素と反応し、環境ホルモンであるダイオキシンを発生させ、エストロゲン（女性ホルモン）、アンドロゲン（男性ホルモン）の働きをかく乱させてしまうところです。環境ホルモンは生殖機能に影響を与えると考えられています。
経皮毒から体を守るためには？
経皮毒から体を守るために有害化学物質をできるだけ避けることも大切ですが、栄養のバランスがとれた食事を心がけ、毒を排出しやすい体をつくることも大事です。
生の野菜果物から摂れるビタミン、ミネラルは経皮毒から守る大切な栄養素です。
今回は、みなさまに向き合って欲しい「経皮毒」についてお伝えいたしました。
気になる方は今使っている製品の使用をやめたり、変えてみるのも良いかもしれません。
私は香料に敏感になってしまい、徐々に日用品をナチュラルなものに変えていきました。
食べても安心なココナッツオイルを全身保湿に、シャンプーはハーブエキスが主成分のものを使っています。
しかしながら、このようなものを長年使用しても問題ない人はたくさんいると思います。何を食べ使うか、自分が正しいと思う方法を自分の体調を観察しながら、選んでいただければと思っています。
プロフィール
自然食糧品店ビーンズ 自然食品マイスター
Yukari ユカリ
家業が自然食糧品店で、小さい頃から有機野菜・無添加食品を食べ育つ。物心ついた頃から野菜が大好きで添加物の味には敏感だった。また海外に渡り様々な国の食文化に触れる。アメリカで日本にはない大型オーガニックスーパーマーケットが繁盛し、日本と比べて意識や知識、商品もだいぶ進んでいることに衝撃を覚える。栄養学を勉強し、それに沿った栄養を摂ることで心も身体も健康になり、周りの人にも「食の知識」を発信していく必要があると感じる。より多くの人に心身健康で生き生きと幸せな人生歩んで欲しいと願い、各々が情報に左右されず食べるものを取捨選択できるセンスをつけられるようにと、信頼できる食の情報を提供するセミナーの開催、そして安心安全で美味しい本物の食材を提供することに力を注いでいる。 ホームページ( http://beansnakano.com/ )