富田先生　東洋医学とは？

自分を知るということ

皆さんは、東洋医学と聞くとどんなイメージをお持ちですか？
新しい代替医療？
予防医学？
古き時代のもの？
様々な捉え方があると思います。

東洋医学は中国の中医学のことです。
中国の周辺諸国では、中医学のことを東洋医学と呼びます。

世界には３大伝統医学があります。
インドのアーユルヴェーダ、ギリシャ、アラビアのユナニ医学、そして中国の中医学です。
インドのアーユルヴェーダは4000年の歴史があります。
そこから派生したものが中医学だと言われています。
確かに、考え方が似ていたり、治療法が似ているので、大元は同じなのでしょう。

何千年の歴史の中で、人々が数多くの臨床を経て形成されていった伝統医学。
沢山の方が、色んな事を試しては失敗したり成功しながら出来上がったものなのだと思います。

データの積み重ねで形成されたものですから、人間の本質をつかんでいるのだと思います。
東洋医学を勉強すると、面白いほどに、世の中のことが点と線でつながるのです。

人の本質は、何千年、何万年も前から変わってないのだと思わずにはいられません。
どんなに文明が発達して、便利になっても、根本的に求めているものや、欲しているものは昔と何ら変わらないのではないでしょうか。

そんな深い歴史がある東洋医学ですので、奥が深く、知れば知るほど面白い世界です。
そして、心理学に通じることも沢山あります。
だから、心理学とリンクさせられると思い、インナーエステを作りました。

ここからは、私の知る限りになってしまいますが、東洋医学のお話を連載していきます。 時には心理学とからめて。

人は、みんなそれぞれ違う。
同じ人は一人としていない。
そんな当たり前のことを最近では忘れがちになってしまいますが、東洋医学では、そのことを改めて認識させてくれます。
それがオーダーメイド医療と言われているゆえんです。

自分を知るということでは、心理学も東洋医学も同じです。
自分の心の動き、身体の変化。
みなさんが、そんなことを自覚できるきっかけになれば嬉しいです。

あなたの身体はあなたの食べたものでできている